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コラム
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第6回コラム 『冬期練習を前に』   延岡高 顧問 中村民生 先生  
 トラックシーズンも終わり、いよいよ冬期練習が待っています.皆さんは今年のシーズンを振り返って如何でしたか、良かった点、悪かった点を整理し原因や理由を見つけ、今後どうすれば良いかを必ず考えておきましょう。その反省に基づいて冬期練習に取り組むことが大切です。また、この時期は中学から高校に、高校から大学への進学は、自分の一生を決めると言っても過言ではないほど大切な時期です。自分のカを大きく発揮するためには、体力と知力が必要です。それを身につけるためには、普段の生活から練習と勉強の正しいリズムをつくることが大切です。進学する競技者の皆さんは一日の生活時間のうち、1〜2時間程度の練習を能率良く消化し、スパッと頭を切り換えて受験勉強に集中する工夫と切り替えの早さが必要です。この切り替えの出来る人が、将来につながる選手の大きな力の一つになることは事実です。練習と受験勉強は普通の人には経験出来ることではありません、自分の人間性を高め、本当に強い人間になるための試金石でもあります。冬期練習の始めに5〜7種目程度の体力測定を行い、定期的にその進歩の度合いを確認しながら練習をすることも大切です。冬期練習の目標は色々ありますが、大きくは次の4点があげられます。
 1.基礎トレーニング(含む技術)を中心にオールランドな体力つくり
 2.冬の間にもスピードを低下させない
 3.来年3月に試合するつもりで準備する
 4.健康な日常生活と陸上競技生活の習慣化
 一番目にオールランドな体力つくりと書きましたが、特に私が大事にしているのは、体幹(人間の胴体)をしっかりと鍛える事だと思います、背骨や骨盤周辺の体幹部を支える筋肉辞を一本のライン上にまっすぐ整え、体幹カを高めていくトレーニングです。人間には首、腹、腰、膝、足首と可動部分が多く、歪みを起こしやすいので、カが上手く伝わらない、そこで前後・左右の動きをコントロールする事が大事です.体幹を鍛えるには次のようなトレーニングがあります。
 1.腹筋上・中・下部のトレーニング
 2.背野上・中・下部、臀部のトレーニング

 3.大臀筋、小・中臀筋、大腿内側内転筋群のトレーニング
 以上の節群をしっかり鍛え、体幹力を高めることが技術の習得、ケガの予防にもなります。方法は顧問の先生に聞いてください。(中村に電話を下さっても結構です)。
 冬期練習といえども技術練習は欠かせません、冬期練習こそじっくり良い動き、良い技術を身につける絶好の機会でもあります。短距離だったらもう一度ゆっくりしたスキッピング系の練習に戻し、動きの細部に至るまでスプリントに結びつくように注意してやってみましょう。走スピードや距離を変えず、回数やセット数を増やしていくのが基本になり、テンポ走は回数を次第に増やします、回数が増えるぶん、スピードは少しずつ低下するのはやむを得ないところです。そして、春先に急にスピードをあげケガをしないように、冬期の間にもシーズンのスピードを保ち練習することも大切です、冬にスピードを出すといっても自己新を狙う必要はありません、シーズンでのスピード感を低下させないため。
 冬期練習は目の前に具体的な目標がないので、単調さに飽きてしまう人がいます。単調にならないように変化をつける工夫も必要ですが、単調に耐えるのも訓練の一つです。
 来年2月まで試合がなく、冬期練習「何のためにこんな苦しい練習をしなければならないのだろう」と考えてしまうことがあると思います。トレーニングすると言うことは、どんな事だと思いますか、トレーニングは「準備すること」です、準備すると言うことは「何か」に対して準備することです、この場合の「何か」とは「試合」と言うことになります。日々のトレーニングは試合のための準備です、来るペき試合に向かって周到な準備をし、来シーズンが選手の皆さんにとって輝かしい年になりますように。